ファッション業界の最前線で活躍されているクリエーターの方々をゲストに招き入れ、学びの場である教室を舞台に繰り広げられる参加型レクチャーイベント「Creators Room」。
コチラにお邪魔してきました。
世界中の様々な情報がすぐに手に入る時代、細分化され拡張し続ける市場構造、先の見えない時代の閉塞感など、日々聞こえてくるネガティブなファッション業界の現状を正しく紐解き、名古屋という市場全体で「熱気ある一体感と学びの場」を創造しようというイベント。
第4回となる今回のゲストクリエーターは
相澤 陽介/ White Mountaineering デザイナー
黒河内 真衣子/ mame デザイナー
なんとも豪華なお二人。
会場には相澤さんがデザインしたアイテムやWhite MountaineeringのLOOK BOOK等が展示
先日、第32回毎日ファッション大賞 新人賞を受賞された「mame」デザイナーの黒河内さん
http://www.mamemamemame.com/
昨年、「Moncler M」のデザイナーに就任された「White Mountaineering」の相澤さん。
http://www.whitemountaineering.com/
当日司会進行をされていた名古屋のショップ「UNEVEN」の安井さん。
http://www.uneven.jp/
各々のブランドのルーツやギミックについての話。
道具としての役割を終えたアイテムのギアをどうファッションに落とし込み。
一つの形として生成させるか。
元々ジーンズは作業着であり、セーターも漁師の作業着やスポーツ選手が汗をかき減量をする為のアイテム。
「White Mountaineering」の場合はスノーボードウェアなど
そして昨今話題の究極の普通「ノームコア」へ
両者はあくまでマーケットの為に作られたであろうから、服好きには関係ないんじゃないかな?とのこと。
黒河内さん曰く「興味ないし、毎日着たい服を着ていたい。毎日が戦闘服」とのこと。
全く同感。
最近若者の間で「定番!」「定番!」と声を大きくしている者が多いのだとか。
20代でシャツは「BrooksBrothers」。シューズは「ALDEN」。これが定番!
本当に?
相澤さんは語る。
「自分はネイビーと黒おアイテムばかり。人からどう思われようが、自分に似合い、自分がパッと手に取るアイテムが自分にとっての定番。それでいいんじゃないかな。」と。
アイテムの中に人を当て込むという若者の「定番」
でもそうではなく人という型に当て込まれるものこそが真の「定番」なのではないだろうか。
偉そうに語りながら、私も20代ではあるが(笑)
何とも面白い話が聞けた貴重な時間でした。
気になった方は次回の「Creators Room」に参加してみては如何でしょうか?